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本格的なホームページの運用のひとつにドメイン取得がある。個人の運営者にとって憧れというか、ステータスみたいなものを感じれている方もいらっしゃるだろう。これは発信する側の事情である。それをなんとも思わない受信者も多いことだろう。しかし記号化された分り易いドメインは確実に受け手に響く。
メリットとしては ドメインの運営にはオフィシャル性を担保に情報発信の責任を背負う。インターネットという媒体は危険な媒体である。デマや流言蜚語も多いと思った方がいい。なにせ発信者が実名を明かしているケースは少ない。プロバイダの下のディレクトリにあって、ハンドルネームで運営しているサイトを、ハナから信じようなんて思っちゃいない。井戸端会議の延長線上のような記述、いつ飽きて情報発信をやめてもおかしくない予備軍なのだ。「うちのサイトはそんなことはない!」と反論される方も多いだろう。だが判断基準が無い以上、一応ここで線が引かれる。勿論こうしたサイトでも有益な情報を発信し、サイトビジターの信頼を勝ち取り、雑誌に取り上げられたりすればだんだん信用がついてくる。でも基本ボランタリティに基づく行動は実生活において支障をきたした段階で突如サイト閉鎖になる可能性は高い。 勿論、そうした有名なサイトになってからドメイン取るなり、広告とるなりしてサイトを拡大化するテもある。しかし現状成功しているサイトのほとんどは商用だろうが非商用だろうが、個人発信だろうと大企業発だろうと、独自ドメインを先に取得しているものだ。当然ながら雑誌のライターも人である。そのサイトの信用性を計る際に独自ドメインかどうかはモノサシになる。結局雑誌に取り上げられるサイトも独自ドメインのものが多くなり、成功への道を開きやすくなる。 ただファッションでドメインをとりたいと思う方々の射幸心を煽るサービスとして、「無料ドメイン」サービスが何点かある。ブラウザがフレームに分かれてドメインの権利を分け与えるかわりに、広告を挿入させてもらうサービスだ。個人的にこのビジネスプランニングはここ何年かで破綻すると読んでいる。広告主的に魅力を感じられないサービスでしょう。発信者もミーハーなところで、他がドメイン取るならうちもとりあえず取っておくか、という意識しか見えない。むしろプロバイダ直下のディレクトリにあった方がいいかもしれない。これは一番危険なドメインの運用だと思う。まだ転送の方がいいだろう。 ドメインもトップやセカンドレベルで主張が変わることが多い。例えば.govなんてくればアメリカの公的機関にしか認められないサイトだから、その情報は政府筋の確かなものに違いない。日本でもgo.jpはそれにあたる。co.jpも.comに比較級で較べるとちょっと信用性は高く感じられる。ac.jpは学校に与えられるドメインだが、学生発のサイトもあるからどうかなぁ等など・・・とにかくドメインは実は相当主張しているのだ。その使用は諸刃の剣だが、確実にコンセプトのあるサイトが、そのコンセプトにマッチして、(更に)判り易いドメインを取得することが出来れば、フォローの風を運んでくれることに違いない。 |